乾燥気候(かんそうきこう)
最終更新:2026/4/25
乾燥気候は、年間降水量が蒸発量よりも少ないため、植物の生育が困難な気候帯である。
別名・同義語 乾帯乾燥地域
ポイント
乾燥気候は、砂漠やステップなどに見られ、厳しい日差しと乾燥した風が特徴である。水資源の確保が重要な課題となる。
乾燥気候の概要
乾燥気候は、地球上の陸地の約30%を占める広大な地域に分布する気候帯です。年間降水量が非常に少なく、蒸発量が降水量を上回るため、極めて乾燥した環境となります。乾燥気候は、主に亜熱帯地域や大陸内部に位置し、砂漠気候、ステップ気候、乾燥サバンナ気候などに分類されます。
乾燥気候の種類
- 砂漠気候: 年間降水量が250mm以下の地域で、植物の生育がほとんど見られません。昼夜の寒暖差が激しく、砂漠特有の地形や生態系が形成されています。
- ステップ気候: 年間降水量が250mm~500mm程度の地域で、草本植物が生育する草原が広がっています。遊牧民の生活や家畜の放牧が行われています。
- 乾燥サバンナ気候: 年間降水量が500mm~1000mm程度の地域で、乾燥した草原と疎林が混在しています。雨季と乾季が明確に分かれ、季節によって植生が変化します。
乾燥気候の形成要因
乾燥気候が形成される要因としては、以下のものが挙げられます。
- 高気圧の影響: 亜熱帯高気圧などの高気圧の影響により、下降気流が発生し、雲の生成が抑制されます。
- 貿易風の影響: 貿易風が吹き抜ける地域では、空気が乾燥し、降水量が少なくなります。
- 大陸内部からの隔離: 海から遠く離れた大陸内部では、湿った空気が届きにくく、乾燥した気候となります。
- 地形の影響: 山脈などの地形が雨雲を遮り、雨陰となる地域では降水量が少なくなります。
乾燥気候における課題
乾燥気候地域では、水資源の不足、土壌の劣化、砂漠化などの課題が深刻化しています。これらの課題を解決するためには、水資源の効率的な利用、植林による土壌保全、持続可能な農業の推進などが重要となります。