地震波(じしんは)
最終更新:2026/4/25
地震によって発生し、地球内部を伝わる弾性波である。
ポイント
地震波の観測データは、地震の規模や震源の位置を特定するために利用される。P波、S波、表面波の3種類が存在する。
地震波の種類
地震波は、その伝わる性質によって大きく分けてP波、S波、表面波の3種類が存在します。P波(Primary wave:第一波)は、縦波であり、固体、液体、気体のいずれの物質中も伝わることができます。伝わる速度が速いため、地震発生時に最初に観測されます。S波(Secondary wave:第二波)は、横波であり、固体中のみ伝わります。P波よりも伝わる速度は遅いため、P波の後に観測されます。S波が伝わらないことは、地球内部に液体の層が存在することを示す重要な証拠となりました。
表面波は、地震波が地表に到達した際に発生する波であり、P波やS波よりも伝わる速度は遅いですが、振幅が大きいため、地表に大きな揺れをもたらします。ラブ波とレイリー波の2種類があり、それぞれ異なる振動方向を持ちます。
地震波の観測と解析
地震波は、地震計によって観測されます。地震計は、地盤の揺れを電気信号に変換し、記録します。地震波の到達時間や振幅を解析することで、地震の震源の位置や規模を推定することができます。震源の位置は、P波とS波の到達時間の差を利用して三角測量によって決定されます。地震の規模は、地震波の振幅に基づいて、マグニチュードとして表されます。
地震波と地球内部構造
地震波は、地球内部を伝わる際に、その性質が変化します。例えば、地震波の速度は、物質の密度や弾性率によって変化します。また、地震波は、地球内部の境界で反射や屈折を起こします。これらの現象を解析することで、地球内部の構造を推定することができます。地震波の研究は、地球内部の構造解明に大きく貢献しています。