変成岩(へんせいがん)
最終更新:2026/4/25
変成岩は、既存の岩石が熱や圧力、化学反応によって性質を変え、新たな鉱物組成や組織を持つようになった岩石である。
別名・同義語 メタモルフィックロック変質岩
ポイント
変成岩は、火成岩や堆積岩が地殻内で変成作用を受けることで生成される。その種類は、変成作用の種類や元の岩石の種類によって多様である。
変成岩とは
変成岩は、既存の岩石(火成岩、堆積岩、または他の変成岩)が、地殻内部の高温・高圧、または化学的に活発な流体の作用によって、その鉱物組成、組織、または構造が変化した岩石です。この変化の過程を「変成作用」と呼びます。
変成作用の種類
変成作用は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。
- 接触変成作用: マグマの侵入などによって、周囲の岩石が熱の影響を受けて変成する作用です。変成の範囲は比較的狭くなります。
- 広域変成作用: 広範囲にわたる地殻変動に伴い、高温・高圧の条件が加わり、岩石が変成する作用です。大陸同士の衝突帯などで見られます。
- 動的変成作用: 地殻変動に伴う断層や褶曲などの変形によって、岩石に力が加わり、変成する作用です。
変成岩の種類
変成岩は、元の岩石の種類や変成作用の種類によって、様々な種類に分類されます。代表的な変成岩としては、以下のものがあります。
- 片麻岩: 広域変成作用によって形成される、葉理と呼ばれる縞模様を持つ変成岩です。
- 大理石: 石灰岩が変成して形成される、美しい模様を持つ変成岩です。建築材料として利用されます。
- 石英岩: 砂岩が変成して形成される、硬く耐久性の高い変成岩です。
- 変粒岩: 堆積岩や火成岩が比較的低温・低圧の条件下で変成して形成される、元の岩石の組織がわずかに残る変成岩です。
変成岩の利用
変成岩は、その硬さや耐久性、美しい外観から、建築材料、石材、装飾品など、様々な用途に利用されています。特に大理石は、彫刻や建築装飾に広く用いられています。