生物情報学(せいぶつじょうほうかく)
最終更新:2026/4/16
生命現象を情報科学の視点から解析する学問。遺伝子配列やタンパク質の構造などを扱う。
別名・同義語 バイオインフォマティクス計算生物学
ポイント
ゲノム解析や創薬など、幅広い分野に応用されており、現代生物学の発展に不可欠な学際分野である。
生物情報学とは
生物情報学は、生物学における大量のデータを解析し、生命現象の理解を深めるための学問分野です。情報科学、数学、統計学などの手法を応用し、遺伝子、タンパク質、代謝物などの情報を解析することで、生命の仕組みを解明し、医療、農業、環境問題など、様々な分野への応用を目指しています。
歴史
生物情報学の起源は、1953年にワトソンとクリックがDNAの二重らせん構造を解明したことに遡ります。その後、1970年代にタンパク質のアミノ酸配列解析技術が発展し、大量の生物学的データが生み出されるようになりました。1980年代には、分子生物学の進展に伴い、遺伝子配列解析技術が確立され、生物情報学が本格的に発展する基盤が整いました。1990年代には、ヒトゲノム計画が開始され、ゲノム情報の解析が急務となり、生物情報学の研究が飛躍的に進展しました。
主要な研究分野
生物情報学には、以下のような主要な研究分野があります。
- ゲノム情報解析: ゲノム配列の解析、遺伝子の特定、遺伝子機能の予測などを行います。
- タンパク質構造予測: タンパク質のアミノ酸配列から立体構造を予測します。
- 系統解析: 生物の進化的な関係を解析します。
- 遺伝子発現解析: 遺伝子の発現パターンを解析します。
- 代謝経路解析: 細胞内の代謝経路を解析します。
- バイオインフォマティクスデータベース: 生物学的データを収集、整理、公開するデータベースを構築・管理します。
応用分野
生物情報学は、以下のような様々な分野に応用されています。