軟体動物(なんたいどうぶつ)
最終更新:2026/4/25
軟体動物は、身体が柔らかく、多くが殻を持つ無脊椎動物の総称である。
別名・同義語 貝類頭足類
ポイント
貝類、イカ、タコなど多様な生物が含まれ、海洋を中心に世界中で広く分布している。古生代カンブリア紀に起源を持つ。
軟体動物の概要
軟体動物門(Mollusca)は、節足動物門、脊索動物門に次いで動物界で3番目に多くの種を含む門である。その特徴は、筋肉質の足と外套膜を持つこと、そして多くが石灰質の殻を持つことである。しかし、タコやイカのように殻を持たない種も存在する。
軟体動物の分類
軟体動物は、以下の主要な綱に分類される。
- 腹足綱(Gastropoda): カタツムリ、ダニなど。腹部に足を持つ。
- 二枚貝綱(Bivalvia): アサリ、ホタテなど。左右一対の殻を持つ。
- 頭足綱(Cephalopoda): イカ、タコ、オウムガイなど。頭部に足が集中し、触手を持つ。
- モノプラコフォラ綱(Monoplacophora): 単一の殻を持つ原始的な軟体動物。
- ポリプラコフォラ綱(Polyplacophora): イソギンチャクのように、背中に複数の殻板を持つ。
軟体動物の生態
軟体動物は、海洋、淡水、陸上など、様々な環境に生息している。食性は、草食、肉食、濾過食など多岐にわたる。多くの軟体動物は、外套膜から分泌される粘液によって体を保護している。
軟体動物と人間
軟体動物は、古くから人間と関わりの深い生物である。食用として利用される貝類やイカ、タコは、世界中で重要な食料源となっている。また、真珠やボタンなどの素材としても利用されている。一部の軟体動物は、農業や園芸における害虫となる場合もある。