野生動物保護(やせいどうぶつほご)
最終更新:2026/4/25
野生動物保護とは、絶滅の危機に瀕している、または個体数が減少している野生動物とその生息環境を保全する活動である。
別名・同義語 動植物保護自然保護
ポイント
野生動物保護は、生態系の維持にも不可欠であり、種の多様性を守る上で重要な役割を担う。国際的な条約や国内法に基づき、様々な保護活動が行われている。
野生動物保護の概要
野生動物保護は、人間活動によって脅かされている野生動物を、その生息環境とともに守るための取り組みです。その目的は、種の絶滅を防ぎ、生態系のバランスを維持することにあります。
野生動物保護の歴史
野生動物保護の概念は、19世紀末から20世紀初頭にかけて、鳥類保護運動を起源として発展しました。当初は、美しい鳥の羽根を求めて乱獲が行われたことへの反発から始まりましたが、次第に、生態系における野生動物の重要性が認識されるようになり、保護の対象は鳥類から哺乳類、爬虫類、両生類、魚類、昆虫類へと拡大していきました。
野生動物保護の具体的な活動
野生動物保護の活動は多岐にわたります。主なものとしては、以下のものが挙げられます。
- 生息地の保全: 野生動物が生息する森林、湿地、草原などを保護し、開発から守ります。
- 密猟の防止: 密猟を取り締まり、違法な取引を防止します。
- 繁殖・再導入: 絶滅の危機に瀕している種の繁殖を促し、野生に再導入します。
- 保護施設の運営: 怪我をしたり、親を失ったりした野生動物を保護し、治療やリハビリを行います。
- 啓発活動: 野生動物保護の重要性を広く社会に伝え、理解を深めます。
日本における野生動物保護
日本においては、「文化財保護法」や「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」などの法律に基づき、野生動物保護が行われています。また、環境省が中心となって、様々な保護活動を推進しています。
国際的な野生動物保護
国際的には、ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)や、生物多様性条約などが、野生動物保護の重要な枠組みとなっています。これらの条約に基づき、各国は、野生動物の保護に協力し、種の絶滅を防ぐための努力を行っています。