訪問看取りケア(ほうもんみとりけあ)
最終更新:2026/4/28
訪問看取りケアは、自宅で最期を迎えたいと希望する患者に対し、医療・介護サービスを提供するケア形態である。
別名・同義語 在宅看取り終末期在宅ケア
ポイント
終末期における患者と家族のQOL(生活の質)向上を目指し、身体的・精神的な苦痛の緩和、尊厳死の支援を行う。多職種連携が不可欠である。
訪問看取りケアとは
訪問看取りケアは、がんなどの生命限時性疾患を抱える患者が、自宅や慣れ親しんだ場所で穏やかに最期を迎えられるよう支援するケアです。従来の終末期医療が病院中心であったのに対し、患者の意思を尊重し、住み慣れた環境で生活しながら、質の高い医療・介護サービスを受けられる点が特徴です。
訪問看取りケアの対象者
訪問看取りケアの対象となるのは、一般的に以下のような状態の患者です。
提供されるサービス
訪問看取りケアでは、医師、看護師、介護士、薬剤師、理学療法士、栄養士、ソーシャルワーカーなど、多職種の専門家が連携し、患者の状態に合わせて様々なサービスを提供します。
- 医療サービス: 症状緩和のための薬物療法、疼痛管理、呼吸困難の緩和、創傷処置など
- 介護サービス: 清潔介助、排泄介助、食事介助、入浴介助、移動介助など
- 精神的なサポート: 患者や家族の精神的なケア、カウンセリング、グリーフケアなど
- その他: 医療機器の準備・管理、生活環境の調整、介護用品のレンタルなど
訪問看取りケアのメリット
- 住み慣れた環境で最期を迎えられる
- 家族や大切な人と過ごせる時間が増える
- 患者の意思が尊重される
- QOL(生活の質)の向上が期待できる
訪問看取りケアの課題
- 多職種連携の難しさ
- 緊急時の対応
- 介護者の負担
- 経済的な問題
これらの課題を解決するため、地域包括ケアシステムの構築や、訪問看取りケアに関する専門的な知識・技術を持つ人材の育成が重要となります。