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緩和的鎮静(かんわてきちんせい)

最終更新:2026/4/28

緩和的鎮静は、生命を脅かす疾患を抱える患者に対し、苦痛やその他のつらい症状を軽減するために、意識レベルを意図的に低下させる医療行為である。

別名・同義語 終末期鎮静姑息的鎮静

ポイント

緩和的鎮静は、延命治療ではなく、患者のQOL(生活の質)を最優先に考えた治療法であり、多職種チームによる慎重な判断のもとで行われる。

緩和的鎮静とは

緩和的鎮静は、がんなどの生命を脅かす疾患によって、呼吸困難、激しい痛み、吐き気、せん妄などの耐え難い苦痛を抱える患者に対して行われる治療法です。延命を目的とするのではなく、患者の苦痛を和らげ、尊厳を保ちながら穏やかに過ごせるようにすることを目的とします。

適用される状況

緩和的鎮静が考慮されるのは、以下のような状況です。

  • 積極的な治療法が効果を示さない、または適用できない場合
  • 症状のコントロールが困難で、患者の苦痛が著しい場合
  • 患者自身または家族が、苦痛の軽減を最優先に希望する場合

実施方法

緩和的鎮静には、様々な薬剤が用いられます。これらの薬剤は、患者の状態や症状に合わせて、医師の指示のもと、静脈内投与、経口投与、または皮膚貼付などの方法で投与されます。使用される薬剤の類や量は、患者の状態を注意深く観察しながら調整されます。

注意点

緩和的鎮静は、患者の意識レベルを低下させるため、家族や周囲の人々とのコミュニケーションが難しくなる場合があります。そのため、治療開始前には、患者自身や家族に対して、治療の目的、方法、期待される効果、起こりうる副作用などについて、十分な説明を行う必要があります。また、多職種チーム(医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなど)が連携し、患者と家族の意向を尊重しながら、治療を進めていくことが重要です。

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