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内分泌学(ないぶんびがく)

最終更新:2026/4/16

ホルモンを介して体内の恒常性を維持する機構や、ホルモン異常による疾患を研究する医学の分野。

別名・同義語 ホルモン学エンドクリノロジー

ポイント

内分泌学は、成長、生殖、代謝など生命活動全般に関わるホルモンの働きを解明し、様々な疾患の診断・治療に貢献する学問です。ホルモンバランスの乱れは、全身に影響を及ぼす可能性があります。

内分泌学とは

内分泌学は、ホルモンと呼ばれる化学物質が、生物の生理機能に及ぼす影響を研究する学問です。ホルモンは、内分泌腺から分泌され、血液の流れに乗って標的細胞に作用し、様々な生理的プロセスを調節します。これらのプロセスには、成長、代謝、生殖、気分、睡眠などが含まれます。

ホルモンの種類

ホルモンは、その化学構造によって大きく以下の種類に分類されます。

  • ステロイドホルモン: コレステロールを基盤とするホルモンで、性ホルモン(テストステロン、エストロゲンなど)や副腎皮質ホルモン(コルチゾールなど)が含まれます。
  • ペプチドホルモン: アミノ酸が連なったホルモンで、インスリン、成長ホルモン、プロラクチンなどが含まれます。
  • アミンホルモン: アミノ酸を基本とするホルモンで、アドレナリン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモンなどが含まれます。

主要な内分泌腺

  • 下垂体: 「ホルモンの司令塔」と呼ばれ、他の内分泌腺の機能を調節するホルモンを分泌します。
  • 甲状腺: 代謝を調節する甲状腺ホルモンを分泌します。
  • 副腎: ストレス反応に関わるホルモン(コルチゾール、アドレナリンなど)を分泌します。
  • 膵臓: 血糖値を調節するインスリンとグルカゴンを分泌します。
  • 卵巣/精巣: 性ホルモン(エストロゲン/テストステロン)を分泌し、生殖機能を調節します。

内分泌系の疾患

ホルモンバランスの乱れは、様々な疾患を引き起こす可能性があります。代表的な疾患としては、糖尿病、甲状腺機能亢進症/低下症、クッシング症候群、副腎皮質機能不全症、成長ホルモン分泌異常症などが挙げられます。

内分泌学の進歩

近年、内分泌学は、遺伝子解析技術や画診断技術の進歩により、飛躍的な発展を遂げています。ホルモン受容体の構造解析や、ホルモンシグナル伝達経路の解明が進み、より効果的な治療法の開発につながっています。

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