SPONSORED

闘争・逃走反応(とうそうとうぼうはんのう)

最終更新:2026/4/25

闘争・逃走反応とは、脅威に直面した生物が示す、闘うか逃げるかの二つの基本的な生理的反応のこと。

別名・同義語 ストレス反応急性ストレス反応

ポイント

この反応は、交感神経系が活性化され、心拍数や血圧が上昇し、エネルギーを消費するために準備されることで特徴づけられる。ストレス反応の一種。

概要

闘争・逃走反応(fight-or-flight response)は、ウォルター・キャノンによって1920年代に提唱された概であり、動物が脅威的な状況に遭遇した際に起こる生理的反応を指す。これは、生存のために不可欠な反応であり、危険から身を守るために身体を準備する。

生理学的メカニズム

脅威を感知すると、視床下部が活性化され、交感神経系と副腎皮質系を刺激する。交感神経系は、心拍数、呼吸数、血圧を上昇させ、筋肉への血流を増加させる。副腎皮質系は、コルチゾールなどのストレスホルモンを放出する。これらのホルモンは、エネルギーを動員し、痛みを抑制する。

反応の

闘争反応は、脅威に立ち向かうために身体を準備する。一方、逃走反応は、脅威から逃れるために身体を準備する。どちらの反応が起こるかは、脅威の種類、個体の性格、過去の経験などによって異なる。

進化的な意義

闘争・逃走反応は、進化の過程で生存率を高めるために発達した。危険な状況に直面した際に、迅速に反応することで、捕食者から逃れたり、攻撃したりすることが可能になった。

現代社会における影響

現代社会では、物理的な脅威に直面する会は減っているが、心理的なストレスに直面する機会は増えている。慢性的なストレスは、闘争・逃走反応を持続的に活性化させ、心身の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。高血圧、心臓病、うつ病などのリスクを高めることが知られている。

SPONSORED