排痰法(はいだんほう)
最終更新:2026/4/28
排痰法は、気道に溜まった痰を効果的に除去するための様々なテクニックの総称である。
別名・同義語 喀痰法去痰法
ポイント
排痰法は、呼吸器疾患を持つ患者の呼吸困難を軽減し、感染症のリスクを低減するために用いられる。適切な排痰法は、患者の状態や痰の性状に応じて選択される。
排痰法の概要
排痰法は、気管支や肺に溜まった痰を体外へ排出するテクニックです。痰は、細菌やウイルス、炎症細胞などを含み、呼吸を妨げるだけでなく、感染症の原因となる可能性があります。排痰法は、呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患(COPD)、気管支喘息、肺炎、嚢胞性線維症など)を持つ患者の呼吸状態を改善し、生活の質を向上させるために重要な役割を果たします。
排痰法の種類
排痰法には、様々な種類があります。
- 体位ドレナージ: 重力を用いて、痰が気道の特定の部分に集まるように体位を変える方法です。患者の状態や痰の部位に応じて、様々な体位が用いられます。
- 叩打法(チェストフィジオセラピー): 胸部や背部を叩いたり、振動を与えたりすることで、痰を緩めて気道から剥がしやすくする方法です。
- 加圧呼気法(PEP法): 一定の抵抗をかけながらゆっくりと息を吐き出すことで、気道を広げ、痰を排出する方法です。
- 自発排痰法: 深呼吸や咳を意識的に行うことで、痰を排出する方法です。患者自身が主体的に行うことができます。
- 吸引法: 医療従事者が、吸引器を用いて気道内の痰を直接吸引する方法です。意識レベルが低い患者や、自発排痰が困難な患者に用いられます。
排痰法の注意点
排痰法を行う際には、以下の点に注意が必要です。