BLS(一次救命処置)(いちじきゅうめいしょち)
最終更新:2026/4/28
BLSは、心停止や呼吸停止などの緊急事態において、医療従事者が到着するまでの間に行われる、基本的な救命処置である。
別名・同義語 救命処置心肺蘇生法(CPR)
ポイント
BLSは、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせることで、血液循環と呼吸を補助し、脳へのダメージを最小限に抑えることを目的とする。一般市民への普及が進められている。
BLS(一次救命処置)とは
BLS(Basic Life Support:一次救命処置)は、心停止や呼吸停止といった、生命を脅かす緊急事態が発生した際に、訓練を受けた人が行う救命処置です。医療従事者が到着するまでの間、患者の生存率を高めるために非常に重要な役割を果たします。
BLSの具体的な手順
BLSの基本的な手順は、以下の通りです。
- 安全確認: 周囲の安全を確認し、自身と患者の安全を確保します。
- 反応の確認: 患者に声をかけ、肩を軽くたたいて反応があるか確認します。
- 応援要請: 反応がない場合、周囲に助けを求め、119番通報とAEDの手配を依頼します。
- 呼吸の確認: 患者の胸や腹部の動きを見て、呼吸をしているか確認します。正常な呼吸がない場合は、胸骨圧迫を開始します。
- 胸骨圧迫: 患者の胸の真ん中を、強く、速く、絶え間なく圧迫します。圧迫の深さは約5〜6cm、テンポは1分間に100〜120回です。
- 人工呼吸: 気道確保後、人工呼吸を行います。人工呼吸の回数は、胸骨圧迫30回に対して人工呼吸2回です。
- AEDの使用: AED(自動体外式除細動器)が到着したら、音声ガイダンスに従って操作し、必要に応じて電気ショックを行います。
これらの手順を、救急隊が到着するまで継続します。
BLSの重要性
心停止からの生存率は、時間経過とともに急激に低下します。BLSを迅速に行うことで、脳へのダメージを最小限に抑え、救命の可能性を高めることができます。近年、BLSの知識を持つ一般市民が増加しており、救命率の向上に貢献しています。
BLSに関する講習
日本赤十字社や消防署など、様々な機関でBLSに関する講習会が開催されています。これらの講習会を受講することで、BLSの手順を正しく理解し、いざという時に適切な対応ができるようになります。