CTスキャン(しーてぃーすきゃん)
最終更新:2026/4/25
CTスキャンは、X線を多方向から照射し、コンピューターで解析して体の断面像を得る画像診断技術である。
別名・同義語 コンピュータ断層撮影CATスキャン
ポイント
CTスキャンは、骨折、腫瘍、出血など、様々な疾患の診断に用いられる。MRIと比較して、短時間で広範囲の検査が可能である。
CTスキャンの概要
CTスキャン(Computed Tomography scan)は、X線を用いて体の内部構造を詳細に画像化する技術です。従来のX線検査が体の平面的な影を捉えるのに対し、CTスキャンは体の断面を輪切り状に撮影し、それをコンピューターで再構成することで、立体的な画像を得ることができます。
CTスキャンの原理
CTスキャンでは、X線管と検出器を体の周りに配置し、X線を多方向から照射します。体の内部を通過したX線の減衰度合いを測定し、そのデータをコンピューターで解析することで、体の内部構造を画像化します。X線の減衰度合いは、組織の種類や密度によって異なるため、骨、筋肉、脂肪、臓器などを区別することができます。
CTスキャンの用途
CTスキャンは、以下のような様々な疾患の診断に用いられます。
- 骨折や外傷: 骨折の有無や程度、外傷による内臓損傷などを確認できます。
- 腫瘍: 腫瘍の大きさ、位置、周囲への浸潤状況などを評価できます。
- 血管疾患: 血管の狭窄や閉塞、動脈瘤などを診断できます。
- 感染症: 肺炎、肺結核、腹腔内膿瘍などの感染症の診断に役立ちます。
- 脳卒中: 脳出血や脳梗塞の診断に用いられます。
CTスキャンの安全性
CTスキャンは、X線を使用するため、被ばくによるリスクが伴います。しかし、現代のCTスキャン装置は、X線量を最小限に抑える技術が採用されており、通常の使用範囲内では、健康に悪影響を及ぼす可能性は低いと考えられています。妊娠中の方や、過去に放射線治療を受けたことがある方は、事前に医師に相談する必要があります。