心電図モニタリング(しんでんずもにたりんぐ)
最終更新:2026/4/28
心電図モニタリングは、患者の心電図を継続的に記録・監視し、不整脈や心筋虚血などの異常を検出する医療行為である。
別名・同義語 心電図監視ECGモニタリング
ポイント
集中治療室や手術室など、患者の状態が急変する可能性のある場所で特に重要視される。近年では、ウェアラブルデバイスを用いた家庭でのモニタリングも進んでいる。
心電図モニタリングの概要
心電図モニタリングは、患者の心臓の電気的な活動を継続的に記録し、異常を早期に発見するための重要な医療技術です。従来の心電図検査が短時間の記録であるのに対し、モニタリングは数時間から数日、あるいは数週間と長期間にわたって心電図を記録することができます。
モニタリングの種類
- 持続的モニタリング: 集中治療室(ICU)や手術室などで、患者の状態を常に監視するために行われます。通常、複数の心電図リードを装着し、リアルタイムで心電図を表示します。
- 間欠的モニタリング: 病棟などで、定期的に心電図を記録します。患者の症状や状態に応じて、記録頻度を調整します。
- ホルター心電図: 24時間以上の長時間にわたって心電図を記録します。患者は小型の記録装置を身につけ、日常生活を送ります。不整脈の検出や、運動時の心電図変化の評価などに用いられます。
- イベント記録: 患者が自覚症状(動悸、めまいなど)を感じた際に、心電図を記録します。不定期に発生する不整脈の検出に有効です。
モニタリングの目的
- 不整脈の検出: 心房細動、心室頻拍などの不整脈を早期に発見し、適切な治療につなげます。
- 心筋虚血の検出: 狭心症や心筋梗塞などの心筋虚血を早期に発見し、迅速な治療を可能にします。
- 薬物療法の効果判定: 抗不整脈薬や抗狭心症薬などの効果を評価します。
- ペースメーカーの機能評価: ペースメーカーが正常に機能しているかどうかを確認します。
注意点
心電図モニタリングは、患者の状態を把握するための重要な手段ですが、誤った解釈や見落としがないように、専門的な知識と経験が必要です。また、電極の適切な装着や、記録装置のメンテナンスも重要です。