FACES痛みスケール(ふぇいすずつうさいすけーる)
最終更新:2026/4/28
FACES痛みスケールは、子供やコミュニケーションが困難な患者の痛みを評価するために用いられる、表情を用いた視覚的アナログスケールである。
別名・同義語 Wong-Baker FACES pain rating scale顔の痛みスケール
ポイント
FACES痛みスケールは、0から10までの10段階評価を、表情のイラストで表現することで、痛みの程度を直感的に伝えることを可能にする。
FACES痛みスケールの概要
FACES痛みスケールは、1983年にBuerkertらによって開発された、痛みの程度を評価するためのツールです。従来の数値評価スケール(NRS)や視覚アナログスケール(VAS)では、痛みの程度を正確に表現することが難しい子供や、認知機能が低下している患者のために設計されました。
FACES痛みスケールの構成
FACES痛みスケールは、0(痛くない)から10(想像できる最大の痛み)までの10段階の痛みを表す、一連の表情のイラストで構成されています。各表情は、痛みの程度に応じて、笑顔から苦悶の表情へと変化していきます。患者は、自分の痛みに最も近い表情を選択することで、痛みの程度を伝えます。
FACES痛みスケールの使用方法
FACES痛みスケールを使用する際には、患者に各表情がどのような痛みを表しているかを説明し、自分の痛みに最も近い表情を選択するように指示します。必要に応じて、患者に表情の選択を促す質問をすることも有効です(例:「この表情は、少し痛いですか?」「もっと痛い表情はどれですか?」)。
FACES痛みスケールの利点
- 理解しやすい: 表情を用いることで、子供やコミュニケーションが困難な患者でも痛みの程度を理解しやすく、自己申告が容易になります。
- 客観的な評価: 数値評価スケールと比較して、患者の主観的な解釈に左右されにくい客観的な評価が可能です。
- 簡便性: 使用方法が簡単で、特別な訓練や機器を必要としません。
FACES痛みスケールの注意点
- 文化的な背景や年齢によって、表情の解釈が異なる場合があります。
- 痛みの種類(例:鋭い痛み、鈍い痛み)によっては、FACES痛みスケールが適切でない場合があります。