FIM(機能的自立度)(ふんのうてきじりつど)
最終更新:2026/4/28
FIM(機能的自立度)は、身体的、認知的、社会的機能における患者の自立度を評価するための指標である。
別名・同義語 機能的自立量表FIMスコア
ポイント
FIMは、リハビリテーションにおける進捗状況の評価や、介護サービスの必要性を判断するために用いられる。18項目から構成され、各項目の得点を合計して総合的な自立度を算出する。
FIM(機能的自立度)とは
FIM(Functional Independence Measure:機能的自立度)は、リハビリテーション医療において、患者の自立度を客観的に評価するために用いられる指標です。1978年にアメリカで開発され、その後世界中で広く利用されています。
FIMの評価項目
FIMは、以下の18項目から構成されています。
- 呼吸
- 嚥下
- 排泄
- 個人用衛生
- 更衣
- トイレ
- 移動(ベッドから車椅子へ)
- 移動(車椅子)
- 歩行
- 階段昇降
- 浴槽への移乗
- シャワー
- 食事
- コミュニケーション
- 社会的相互作用
- 問題解決(基礎的)
- 問題解決(複合的)
- 認知機能
各項目は、完全自立(7点)、修正自立(6点)、限定自立(5点)、介助が必要(4点)、完全介助(3点)、全介助(2点)、実施できない(1点)の7段階で評価されます。
FIMの活用
FIMは、リハビリテーションプログラムの計画、進捗状況のモニタリング、治療効果の評価、退院後の介護サービスの必要性判断などに活用されます。また、医療保険制度におけるリハビリテーションの評価基準としても用いられています。
FIMの限界
FIMは、患者の自立度を評価するための有用な指標ですが、いくつかの限界も存在します。例えば、FIMは、患者の主観的な感覚や生活の質を十分に反映していない可能性があります。また、文化的な背景や個人の価値観によって、FIMの評価結果が異なる場合があります。