ガンマ線(がんません)
最終更新:2026/4/25
ガンマ線は、原子核の崩壊や素粒子反応によって生成される、波長が非常に短い電磁波である。
別名・同義語 γ線ガンマ放射線
ポイント
ガンマ線は透過力が強く、医療や工業分野で幅広く利用される一方で、人体への影響も大きいため注意が必要である。
ガンマ線の概要
ガンマ線は、X線よりもさらに波長が短く、エネルギーの高い電磁波の一種です。可視光線よりもエネルギーが高いため、透過力が非常に強く、物質を透過しやすい性質を持ちます。ガンマ線は、原子核の励起状態からの遷移、放射性同位体の崩壊、宇宙線などが主な発生源です。
ガンマ線の発見
ガンマ線の発見は、1900年にポール・ヴィラールによって報告されました。彼は、ウラン鉱石から放出される放射線の中に、アルファ線やベータ線とは異なる性質を持つ放射線が存在することを発見しました。その後、1910年にルーサーフォードによって、この放射線が電磁波の一種であることが確認されました。
ガンマ線の性質
- 波長: 極めて短い(10ピコメートル以下)
- エネルギー: 高い(10keV以上)
- 透過力: 非常に強い
- 電離作用: 強い(物質をイオン化する能力が高い)
ガンマ線の利用
ガンマ線は、その特性から様々な分野で利用されています。
ガンマ線の危険性
ガンマ線は、人体に有害な影響を与える可能性があります。高線量のガンマ線に曝露されると、細胞のDNAが損傷し、がんや白血病などのリスクが高まります。そのため、ガンマ線を扱う際には、適切な防護対策を講じる必要があります。