片脚立位テスト(へんきゃくりついりてすと)
最終更新:2026/4/28
片脚立位テストは、立位を保持するバランス能力を評価するための検査法である。
別名・同義語 片足立ちテスト立位バランステスト
ポイント
主に神経系の機能評価や、転倒リスクの評価に用いられる。高齢者の運動機能評価にも活用される。
概要
片脚立位テストは、被験者が片足で立位を保持できる時間を測定する検査である。バランス能力、特に体幹の安定性や下肢の筋力、そして神経系の協調性を評価するために用いられる。検査は通常、眼を開いた状態と閉じた状態で行われ、それぞれの保持時間を記録する。
実施方法
- 被験者は、検査者は指示に従い、片足で立位を保持する。
- 検査者は、被験者の姿勢を観察し、安全を確保する。
- 被験者は、できる限りバランスを保ち、立位を維持する。
- 立位を保持できなくなった時点で、検査者は時間を計測する。
- 眼を開いた状態と閉じた状態の両方で、それぞれ3回測定し、平均値を算出する。
評価基準
一般的に、眼を開いた状態での保持時間が10秒以上、眼を閉じた状態での保持時間が5秒以上であれば、良好なバランス能力と判断される。ただし、年齢や健康状態によって評価基準は異なる場合がある。
臨床的意義
片脚立位テストは、以下のような臨床的意義を持つ。
- 神経系の疾患の評価: 脳卒中、パーキンソン病、末梢神経障害などの神経系の疾患によるバランス障害の評価。
- 転倒リスクの評価: 高齢者の転倒リスクを評価し、予防策を講じるための指標。
- 運動機能の評価: スポーツ選手やリハビリテーション患者の運動機能の評価。
- 平衡感覚の評価: 内耳の異常などによる平衡感覚の異常の評価。
注意点
- 検査前に、被験者に検査方法を十分に説明し、理解を得る必要がある。
- 転倒のリスクがあるため、検査者は常に被験者の安全に配慮する必要がある。
- 検査中に、被験者が痛みや不快感を感じた場合は、直ちに検査を中止する。