褥瘡(じょくそう)(じょくそう)
最終更新:2026/4/28
褥瘡は、持続的な圧迫によって皮膚や皮下組織が壊死し、生じる皮膚の潰瘍である。
別名・同義語 床ずれデキュービトゥス
ポイント
褥瘡は、特に寝たきりや車椅子生活を送る患者に多く見られ、重症化すると生命に関わることもあるため、予防と早期発見が重要である。
褥瘡とは
褥瘡(じょくそう)は、皮膚が長期間にわたって圧迫されることで、組織への血流が阻害され、細胞が壊死することで生じる皮膚の損傷です。デキュービトゥス、床ずれとも呼ばれます。特に、骨の突出部(仙骨、尾骨、かかとなど)に発生しやすい傾向があります。
褥瘡の発生メカニズム
褥瘡は、圧迫、摩擦、剪断力という3つの要因が複合的に作用して発生します。
- 圧迫: 皮膚が骨などの硬い組織によって圧迫されることで、血管が圧迫され、血流が低下します。
- 摩擦: 皮膚がベッドや衣服などと擦れることで、皮膚が損傷します。
- 剪断力: 体位を変える際に、皮膚と骨の間で相対的なずれが生じることで、血管が引き伸ばされ、損傷します。
褥瘡の分類
褥瘡は、損傷の深さによって4段階に分類されます。
- 第1度: 皮膚の表面が赤くなる程度。
- 第2度: 皮膚の表皮が損傷し、水疱やただれが生じる。
- 第3度: 皮膚の全層が損傷し、皮下組織にまで及ぶ。
- 第4度: 皮膚、皮下組織、筋肉、骨などが損傷する。
褥瘡の予防
褥瘡の予防には、以下の対策が重要です。
褥瘡の治療
褥瘡の治療は、損傷の程度や状態によって異なります。清創処置、抗菌薬の使用、創傷被覆材の使用などが行われます。重症の場合は、外科的な処置が必要となることもあります。