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義肢装具(ぎしそうぐ)

最終更新:2026/4/28

義肢装具は、身体機能に障害のある人が、日常生活を円滑に送るために用いる、義肢と装具の総称である。

別名・同義語 人工肢補装具

ポイント

義肢は失われた身体の一部を代替し、装具は既存の身体機能を補佐または矯正する目的で使用される。両者は、リハビリテーションの一環として重要な役割を担う。

義肢装具の概要

義肢装具は、身体障害者福祉法における「義肢・装具」に該当するものであり、身体能の回復や維持、生活の質の向上を目的として用いられます。義肢と装具はそれぞれ異なる役割を担い、障害の類や程度、個々のニーズに合わせて設計・製作されます。

義肢の種類

義肢は、失われた身体の一部を人工的に代替するものです。主な種類としては、以下のようなものがあります。

  • 上肢義肢: 手、腕、肘、肩などを代替する義肢。
  • 下肢義肢: 足、膝、股関節などを代替する義肢。
  • 義眼: 失われた眼球を代替する義肢。
  • 顔面欠損義肢: 顔面の一部を欠損した場合に、外観の回復や機能の補完を目的として用いる義肢。

装具の種類

装具は、既存の身体機能を補佐または矯正するものです。主な種類としては、以下のようなものがあります。

  • 下肢装具: 足、足首、膝、股関節などをサポートする装具。麻痺や変形、関節不安定性などの改善を目的とする。
  • 上肢装具: 手、腕、肘、肩などをサポートする装具。麻痺や関節不安定性などの改善を目的とする。
  • 脊柱装具: 脊柱の変形を矯正または進行を抑制する装具。側弯症や腰椎すべり症などに用いられる。
  • 体幹装具: 体幹をサポートする装具。重度の体幹機能低下がある場合に用いられる。

義肢装具の製作と調整

義肢装具は、医師の指示のもと、義肢装具士が製作します。製作にあたっては、患者の身体計測、残存機能の評価、生活環境の考慮などが行われます。完成後も、患者の状態に合わせて調整を行い、最適な使用感を得られるように努めます。

義肢装具の歴史

義肢装具の歴史は古く、古代エジプトローマ時代にも義肢の原型が見られます。近代的な義肢装具の開発は、19世紀以降に本格化し、材料や技術の進歩により、機能性や快適性が向上してきました。近年では、コンピューター制御による高性能な義肢や、3Dプリンターを用いたカスタムメイドの義肢装具なども登場しています。

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