リハビリテーション医学(りはびりてーしょんいがく)
最終更新:2026/4/28
リハビリテーション医学は、病気やけがによって失われた機能の回復や維持、生活機能の向上を目指す医学領域である。
ポイント
多職種連携が特徴であり、医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが協力して患者の社会復帰を支援する。
概要
リハビリテーション医学は、疾患や外傷によって生じた機能障害に対し、運動療法、物理療法、作業療法、言語療法などのリハビリテーションを用いて、身体的、精神的、社会的な機能回復を促す医学分野です。単に機能を回復させるだけでなく、残存機能の維持、悪化の予防、そしてQOL(生活の質)の向上を目指します。
歴史
リハビリテーション医学の起源は、第二次世界大戦中の負傷兵の治療に遡ります。戦後の社会復帰を支援するため、様々なリハビリテーション技術が開発され、専門的な医療体制が整備されました。日本においては、1960年代からリハビリテーション医学が確立し、専門医制度も整備されました。
対象となる疾患
リハビリテーション医学が対象とする疾患は多岐にわたります。脳卒中、脊髄損傷、骨折、関節置換術後、心臓手術後、呼吸器疾患、神経筋疾患、小児麻痺、発達障害などが挙げられます。また、がん治療後の機能回復や、慢性疼痛の管理などもリハビリテーション医学の対象となります。
リハビリテーションの形態
リハビリテーションは、入院、通院、訪問リハビリテーションなどの形態で行われます。入院リハビリテーションは、集中的な治療が必要な場合に適しており、通院リハビリテーションは、日常生活を送りながら継続的に治療を受けたい場合に適しています。訪問リハビリテーションは、通院が困難な患者に対して、自宅でリハビリテーションを受けることができます。
多職種連携
リハビリテーション医学の重要な特徴は、多職種連携です。医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、ソーシャルワーカーなどが協力し、患者のニーズに合わせた最適なリハビリテーションプログラムを立案・実施します。定期的なカンファレンスを通じて、患者の状態を共有し、治療方針を調整します。