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立ち上がりテスト(STS)(たちあがりてすと)

最終更新:2026/4/28

立ち上がりテスト(STS)は、仰臥位から座位へ移行する際の速度と協調性を評価する臨床検査である。

別名・同義語 シット・トゥ・スタンド・テスト起立テスト

ポイント

STSは、起立性低血圧の診断や、神経筋機能の評価に用いられる。高齢者の転倒リスク予測にも活用される。

立ち上がりテスト(STS)とは

立ち上がりテスト(STS: Standing Test, Sit-to-Stand Test)は、患者が仰臥位(寝た状態)から座位(座った状態)へ、そして座位から立位(立った状態)へと移行する際の動作を観察評価する検査である。主に、起立性低血圧神経筋疾患、高齢者の運動能評価などに用いられる。

検査方法

  1. 患者を仰臥位に寝かせ、血圧と心拍数を測定する。
  2. 患者に「準備OK」の合図で、できるだけ速く座位へ移行するよう指示する。
  3. 座位に到達したら、再度血圧と心拍数を測定する。
  4. 座位から立位へ移行する際の動作を観察し、時間、スムーズさ、補助の有無などを記録する。
  5. 立位でしばらく保持した後、再度血圧と心拍数を測定する。

評価項目

  • 立ち上がり時間: 仰臥位から座位、座位から立位への移行にかかる時間。
  • 血圧変動: 仰臥位、座位、立位での血圧の変化
  • 心拍数変動: 仰臥位、座位、立位での心拍数の変化。
  • 動作の円滑さ: 立ち上がり動作がスムーズかどうか。
  • 補助の有無: 立ち上がり動作に補助が必要かどうか。

臨床的意義

  • 起立性低血圧の診断: 立ち上がり時に血圧が低下する場合、起立性低血圧が疑われる。
  • 神経筋機能の評価: 立ち上がり動作に必要な筋力や協調性が評価できる。
  • 転倒リスクの評価: 高齢者の転倒リスクを予測する指標となる。
  • リハビリテーション効果の評価: リハビリテーションの効果を客観的に評価できる。

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