失禁時の皮膚保護(しっきんじのひふほご)
最終更新:2026/4/28
失禁によって尿や便が皮膚に触れることで起こる皮膚トラブルを防ぐための処置。
別名・同義語 失禁ケアインコンチネンスケア
ポイント
失禁時の皮膚保護は、皮膚のバリア機能を維持し、炎症や感染症を予防するために重要である。適切な洗浄と保湿、保護剤の使用が基本となる。
失禁時の皮膚保護の重要性
失禁は、尿失禁や便失禁など、様々な原因によって起こりえます。失禁によって皮膚が長時間尿や便に触れる状態が続くと、皮膚のバリア機能が低下し、炎症やかぶれ、さらには感染症を引き起こす可能性があります。特に、高齢者や寝たきりの方、排泄機能が低下している方は、皮膚トラブルを起こしやすいため、適切な皮膚保護が重要となります。
皮膚保護の具体的な方法
失禁時の皮膚保護には、以下の方法が挙げられます。
- こまめな洗浄: 尿や便が皮膚に付着した場合は、すぐに優しく洗い流します。刺激の少ない石鹸や洗浄料を使用し、ゴシゴシとこすらないように注意しましょう。
- 十分な保湿: 洗浄後は、皮膚の水分を保つために、保湿剤を塗布します。ワセリンやセラミド配合の保湿剤などがおすすめです。
- 保護剤の使用: 皮膚への刺激を軽減するために、保護クリームや保護膜を形成する製品を使用します。亜鉛華軟膏やシリコーンクリームなどが用いられます。
- 吸収性のあるパッドの使用: 失禁パッドや尿漏れパッドを使用することで、尿や便が皮膚に直接触れるのを防ぎます。通気性の良い素材を選び、こまめに取り替えることが大切です。
- 皮膚の状態観察: 皮膚の発赤、腫れ、痛み、かゆみなどの異常がないか、毎日観察しましょう。異常が見られた場合は、早めに医療機関を受診してください。
注意点
- アルコールや香料が含まれた製品は、皮膚への刺激となる可能性があるため、避けるようにしましょう。
- 皮膚が炎症を起こしている場合は、刺激の強い製品の使用を控え、医療機関の指示に従ってください。
- 失禁の原因となる疾患がある場合は、その治療も並行して行うことが重要です。