訪問看護(ほうもんかんご)
最終更新:2026/4/28
訪問看護は、医師の指示のもと、看護師が患者の自宅や施設を訪問し、医学的管理下で必要な看護を提供するサービスである。
別名・同義語 在宅看護訪問医療
ポイント
高齢者や障害を持つ方々が、住み慣れた場所で安心して生活できるよう支援する役割を担う。医療保険、介護保険、自立支援医療などの制度が利用可能。
訪問看護の概要
訪問看護は、従来の病院や診療所を中心とした医療から、患者さんの生活の場へ積極的に関わることで、より包括的なケアを提供することを目的としています。対象となる患者さんは、病気や障害により日常生活に支障を抱えている方、退院後の自宅療養が必要な方、高齢で通院が困難な方など、多岐にわたります。
訪問看護の内容
訪問看護師は、医師の指示に基づき、以下のような看護を行います。
- バイタルサイン測定: 血圧、体温、脈拍、呼吸などの測定。
- 服薬管理: 薬の飲み忘れがないか確認し、副作用の観察。
- 創傷処置: 傷の手当てや感染予防。
- カテーテル管理: カテーテルの挿入部位の観察や交換。
- 栄養管理: 食事の相談や栄養状態の評価。
- 生活指導: 日常生活における注意点や自立支援のためのアドバイス。
- ターミナルケア: 末期患者さんの苦痛緩和や精神的なサポート。
訪問看護の歴史
訪問看護の起源は、19世紀後半のイギリスにおける慈善活動に遡ります。日本においては、戦後の医療制度改革の中で、在宅医療の重要性が認識されるようになり、訪問看護の必要性が高まりました。1980年代には、介護保険制度の導入に伴い、訪問看護ステーションが全国的に普及しました。
訪問看護の現状と課題
高齢化の進展や核家族化により、訪問看護のニーズはますます高まっています。しかし、訪問看護師の不足や、地域における訪問看護ステーションの偏在などの課題も存在します。これらの課題を解決するため、訪問看護師の育成や、訪問看護体制の強化が求められています。