Brief CAM(せん妄評価)(ぶりふきゃむひょうか)
最終更新:2026/4/28
Brief CAM(せん妄評価)は、せん妄の有無を迅速にスクリーニングするための簡便な評価法である。
別名・同義語 せん妄スクリーニングCAM-ICU
ポイント
Brief CAMは、認知機能の変動を評価し、早期発見と適切な介入を促すことを目的とする。医療現場でのルーチンケアに組み込みやすい。
Brief CAM(せん妄評価)とは
Brief CAM(Confusion Assessment Method)は、せん妄の診断基準であるCAM(Confusion Assessment Method)を簡略化したスクリーニングツールです。せん妄は、注意力の低下を特徴とする急性的な意識障害であり、高齢者において頻繁に発生します。早期発見と適切な対応が予後改善に繋がるため、簡便なスクリーニング法の必要性から開発されました。
評価方法
Brief CAMは、以下の4つの項目を評価します。
- 急激な発症と変動性: 症状が急に始まり、日内変動があるか。
- 注意力の低下: 集中力や注意を持続させることが難しいか。
- 思考の混乱: 話の内容がまとまらず、支離滅裂になっているか。
- 変容した意識レベル: 普段と比べて、ぼんやりしている、または過剰に覚醒しているか。
これらの項目に一つでも該当する場合、せん妄の可能性を疑い、詳細な評価を行う必要があります。
臨床現場での活用
Brief CAMは、入院患者や高齢者施設入居者など、せん妄のリスクが高い患者に対して、定期的に実施することが推奨されます。医療従事者だけでなく、看護助手や介護士などの非専門家でも実施可能であり、チーム全体での早期発見に貢献します。
注意点
Brief CAMはスクリーニングツールであり、確定診断ではありません。疑わしい場合は、専門医による詳細な評価が必要です。また、せん妄の原因を特定し、適切な治療を行うことが重要です。