双極性障害(そうきょくせいしょうがい)
最終更新:2026/4/25
双極性障害は、躁状態と抑状態を繰り返す気分障害の一種であり、気分の波が極端に変動することを特徴とする。
別名・同義語 躁うつ病循環性精神病
ポイント
以前は躁うつ病と呼ばれていた。遺伝的要因や環境要因が複雑に関与すると考えられている。
概要
双極性障害は、気分が極端に高揚する躁状態(または軽躁状態)と、気分が著しく落ち込む抑状態を繰り返す精神疾患です。これらの状態は、日常生活、仕事、人間関係に大きな影響を及ぼす可能性があります。
症状
躁状態(軽躁状態)
- 異常な高揚感、多幸感
- 睡眠欲求の減少
- 多弁、思考奔逸
- 注意散漫
- 浪費、危険な行動
抑状態
原因
双極性障害の正確な原因はまだ解明されていませんが、遺伝的要因、脳の構造や機能の異常、環境要因などが複雑に関与していると考えられています。家族に双極性障害の人がいる場合、発症リスクが高まることが知られています。
診断
双極性障害の診断は、精神科医による詳細な問診、心理検査、行動観察などに基づいて行われます。診断基準としては、DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)が用いられます。
治療
双極性障害の治療には、薬物療法と精神療法が用いられます。
薬物療法
- 気分安定薬:リチウム、バルプロ酸、ラモトリギンなど
- 抗精神病薬:非定型抗精神病薬など
- 抗うつ薬:抑状態に対して使用される場合があるが、躁転のリスクがあるため注意が必要
精神療法
予後
双極性障害は、適切な治療を受けることで症状をコントロールし、安定した生活を送ることが可能です。しかし、再発のリスクがあるため、継続的な治療と自己管理が重要です。