概日リズム障害(がいじつりずむしょうがい)
最終更新:2026/4/25
概日リズム障害は、体内時計と外部環境との同期が崩れ、睡眠、覚醒、ホルモン分泌、体温調節などの生理機能が正常に機能しない状態である。
別名・同義語 体内時計障害サーカディアンリズム障害
ポイント
概日リズム障害は、不規則な生活習慣や遺伝的要因、神経疾患などによって引き起こされる。治療には、光療法やメラトニン投与、生活習慣の改善などが用いられる。
概日リズム障害とは
概日リズム障害(Circadian Rhythm Sleep-Wake Disorder)は、人間の体内時計が約24時間周期で刻むリズムが、外部環境の昼夜サイクルと一致せず、睡眠や覚醒に問題が生じる状態を指します。この障害は、単なる睡眠不足とは異なり、体内時計自体の機能不全が原因となります。
種類
概日リズム障害には、いくつかの種類があります。
- 睡眠相後退症候群: 就寝・起床時間が遅れる傾向があり、社会的に定められた時間に起床することが困難になります。
- 睡眠相前進症候群: 就寝・起床時間が極端に早まる傾向があります。
- 非24時間睡眠相症候群: 体内時計の周期が24時間よりも長く、徐々に就寝・起床時間が遅れていくことがあります。
- 交代制勤務型概日リズム障害: シフトワークなど、不規則な勤務時間によって体内時計が乱れることで発症します。
- 時差ぼけ: 異なるタイムゾーンへの移動によって、体内時計が新しい環境に順応できずに起こります。
原因
概日リズム障害の原因は様々です。
- 遺伝的要因: 体内時計に関わる遺伝子の変異が原因となる場合があります。
- 環境要因: 不規則な生活習慣、光への曝露不足、騒音などが体内時計を乱すことがあります。
- 神経疾患: 脳損傷や神経変性疾患などが体内時計の機能を損なうことがあります。
- 薬物: 特定の薬物が体内時計に影響を与えることがあります。
症状
主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
診断
診断には、睡眠日誌の記録、睡眠ポリグラフ検査(PSG)、ホルモン検査などが行われます。
治療
治療法としては、以下のようなものがあります。