うつ病(うつびょう)
最終更新:2026/4/25
うつ病は、持続的な抑うつ気分や興味・喜びの喪失を主要な症状とする精神疾患である。
別名・同義語 抑うつ病大うつ病
ポイント
世界的に罹患率が高く、適切な治療により症状の改善が期待できる疾患である。精神科や心療内科での診断と治療が一般的である。
うつ病とは
うつ病は、気分障害の一種であり、単なる「気分の落ち込み」とは異なり、日常生活に支障をきたすほどの深刻な症状を伴う病気です。世界保健機関(WHO)によると、うつ病は世界的に最も一般的な障害の一つであり、多くの人々が何らかの形で影響を受けています。
主な症状
うつ病の主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 抑うつ気分: 悲しみ、空虚感、絶望感などが持続します。
- 興味や喜びの喪失: 以前は楽しめていた活動に興味がなくなります。
- 食欲の変化: 食欲不振または過食になります。
- 睡眠の変化: 不眠または過眠になります。
- 疲労感: 常に疲れているように感じます。
- 集中力の低下: 物事に集中することが難しくなります。
- 罪悪感や無価値感: 自分を責めたり、自分には価値がないと感じたりします。
- 自殺念慮: 死にたい、消えてしまいたいという考えが浮かびます。
これらの症状が2週間以上持続し、日常生活に支障をきたす場合は、うつ病の可能性があります。
原因
うつ病の明確な原因はまだ解明されていませんが、遺伝的要因、環境要因、脳内物質のバランスの乱れなどが複雑に絡み合って発症すると考えられています。ストレス、トラウマ、身体疾患、薬物などが発症の引き金となることもあります。
診断と治療
うつ病の診断は、精神科医や心療内科医による問診や心理検査などに基づいて行われます。治療法としては、薬物療法、精神療法(カウンセリング)、生活習慣の改善などがあります。薬物療法では、抗うつ薬が用いられます。精神療法では、認知行動療法や対人関係療法などが効果的です。生活習慣の改善としては、規則正しい睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動などが推奨されます。
予後
うつ病は、適切な治療を受けることで、多くの人が症状の改善を経験できます。しかし、再発のリスクがあるため、治療を継続することが重要です。