転倒歴評価(てんとうれきひょうか)
最終更新:2026/4/28
転倒歴評価は、過去の転倒の有無や頻度、状況を把握し、将来の転倒リスクを予測するための評価方法である。
別名・同義語 転倒リスク評価転倒予防アセスメント
ポイント
転倒は高齢者の骨折や機能低下の主要な原因であり、転倒歴評価は予防策を講じる上で重要な情報を提供する。多角的評価により、個々のリスク因子を特定することが可能である。
転倒歴評価の概要
転倒歴評価は、主に高齢者や転倒リスクの高い患者に対して行われる。過去の転倒に関する情報を収集し、将来の転倒を予防するための対策を立てることを目的とする。評価は、問診、身体機能検査、環境評価など、多角的なアプローチで行われる。
評価項目
転倒歴評価では、以下の項目が評価される。
- 転倒の有無と頻度: 過去1年間に転倒した回数、転倒に至った状況(場所、時間帯、原因など)を詳細に把握する。
- 身体機能: 筋力、バランス能力、歩行能力、視力、聴力などの身体機能を評価する。特に、下肢筋力やバランス能力は転倒リスクと強く関連する。
- 認知機能: 認知機能の低下は、転倒リスクを高める可能性があるため、認知機能検査を行う場合がある。
- 薬物療法: 服用している薬の種類と量を確認し、転倒リスクを高める可能性のある薬(降圧剤、利尿剤、睡眠薬など)がないかを確認する。
- 環境要因: 住環境における危険因子(段差、滑りやすい床、照明不足など)を評価する。
評価方法
- 問診: 患者本人や家族から、転倒に関する情報を収集する。
- 身体機能検査: 起立・歩行テスト、バランステスト、筋力測定などを行う。
- 環境評価: 患者の自宅や施設内を訪問し、転倒リスクのある場所や状況を確認する。
評価結果の活用
転倒歴評価の結果に基づいて、個々の患者に合わせた転倒予防対策を立案する。対策としては、筋力トレーニング、バランス訓練、歩行指導、薬物療法の見直し、住環境の改善などが挙げられる。