転倒・転落外傷予防(てんとうてんらくがいしょうよぼう)
最終更新:2026/4/28
転倒や転落による外傷を未然に防ぐための活動、またはそのための対策を指す。
別名・同義語 転倒予防転落予防
ポイント
高齢化社会において重要な課題であり、住環境整備や運動機能の維持・向上などが主な対策として挙げられる。
転倒・転落外傷の現状
転倒・転落は、高齢者における主要な外傷原因の一つであり、骨折や頭部外傷を引き起こす可能性が高い。特に、股関節骨折は寝たきりの原因となり、生活の質を著しく低下させる。厚生労働省の統計によると、高齢者の死亡原因の上位に転倒・転落が占めており、社会的な問題となっている。
転倒・転落のリスク因子
転倒・転落のリスク因子は多岐にわたる。身体機能の低下(筋力、バランス能力、視力、聴力など)、慢性疾患(骨粗鬆症、パーキンソン病、心血管疾患など)、薬物(降圧剤、睡眠薬、抗うつ薬など)、住環境(段差、滑りやすい床、照明不足など)、心理的要因(不安、うつ病など)などが挙げられる。
転倒・転落外傷予防の対策
転倒・転落外傷予防には、以下の対策が有効である。
- 住環境の整備: 段差の解消、手すりの設置、滑り止めマットの使用、照明の改善など。
- 運動機能の維持・向上: 筋力トレーニング、バランス訓練、歩行訓練など。
- 薬物管理: 薬の副作用に注意し、医師や薬剤師に相談する。
- 健康管理: 定期的な健康診断を受け、慢性疾患の管理を行う。
- 心理的サポート: 不安やうつ病の治療、社会参加の促進など。
- 転倒予防教室の受講: 専門家から転倒予防に関する知識や運動方法を学ぶ。
転倒・転落時の対応
転倒・転落が発生した場合、速やかに救急車を呼ぶ。骨折や頭部外傷の可能性がある場合は、無理に動かさず、救急隊員の指示に従う。転倒・転落の原因を特定し、再発防止策を講じることが重要である。