フレイル(ふれいる)
最終更新:2026/4/28
フレイルは、加齢に伴う生理的機能の低下が蓄積し、ストレスに対する脆弱性が増した状態を指す。
別名・同義語 虚弱軽度虚弱
ポイント
フレイルは、健康と要介護状態の中間段階であり、適切な介入により改善の可能性がある。予防的な取り組みが重要視されている。
フレイルとは
フレイル(frail)は、2005年に米国の研究者Linda Friedらが提唱した概念で、加齢に伴う生理的機能の低下が蓄積し、ストレスに対する脆弱性が増した状態を指します。単なる加齢とは異なり、健康と要介護状態の中間段階に位置づけられ、適切な介入を行うことで、要介護状態への移行を予防できる可能性があります。
フレイルの評価基準
フレイルの評価には、以下の5つの項目が用いられます。
- 体重減少: 過去1年間に体重が5kg以上減少した場合。
- 疲労感: 疲労感や倦怠感が持続している場合。
- 活動量の低下: 日常生活における活動量が低下した場合。
- 筋力低下: 握力の測定値が低い場合。
- 歩行速度の低下: 歩行速度が遅い場合。
これらの項目のうち、3つ以上該当する場合にフレイルと診断されます。
フレイルの原因
フレイルの原因は、加齢に伴う生理的機能の低下に加えて、栄養不足、運動不足、社会との交流の減少などが挙げられます。特に、筋肉量の減少(サルコペニア)は、フレイルの重要な要素の一つです。
フレイルへの対策
フレイルへの対策としては、以下の3つが重要です。
- 栄養改善: バランスの取れた食事を心がけ、特にタンパク質の摂取量を増やす。
- 運動習慣: 筋力トレーニングや有酸素運動を継続的に行う。
- 社会参加: 地域活動や趣味などを通じて、社会との交流を深める。
これらの対策を組み合わせることで、フレイルの状態を改善し、健康寿命を延ばすことが期待できます。