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ロコモティブシンドローム(ろこもてぃぶしんどろーむ)

最終更新:2026/4/28

ロコモティブシンドロームは、運動器の機能低下により、移動能力が低下した状態を指す複合的な症候群である。

別名・同義語 運動器症候群移動能力低下症候群

ポイント

加齢に伴う運動器の疾患が原因で発症することが多く、要介護状態になるリスクを高めるため、予防が重要である。

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドロームは、2007年に日本整形外科学会が提唱した概で、「移動能力の低下」を意味する「ロコモ」と「症候群」を組み合わせた言葉です。単一の疾患ではなく、加齢に伴う様々な運動器疾患(骨粗鬆症、変形性関節症、脊柱管狭窄症、サルコペニアなど)が複合的に関与し、歩行や立ち上がりなどの移動能力が低下した状態を指します。

ロコモティブシンドロームの原因

主な原因は加齢による運動器の能低下です。具体的には、以下の要素が挙げられます。

  • 骨量の減少: 骨粗鬆症などにより骨密度が低下し、骨折のリスクが高まります。
  • 筋肉量の減少: サルコペニアにより、筋力が低下し、移動に必要な推進力が弱まります。
  • 関節の変形: 変形性関節症などにより、関節の可動域が狭まり、痛みが生じます。
  • 神経系の機能低下: バランス感覚や反射機能が低下し、転倒のリスクが高まります。

これらの要因が単独で、あるいは複合的に作用することで、ロコモティブシンドロームが発症します。

ロコモティブシンドロームの症状

初期の症状としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 歩く速度が遅くなる
  • 階段の上り下りが困難になる
  • 立ち上がりや椅子からの立ち座りが辛くなる
  • 平坦な道でも転倒しやすくなる

これらの症状が進行すると、日常生活における移動能力が著しく低下し、外出を控えるようになるなど、生活の質が大きく低下する可能性があります。

ロコモティブシンドロームの予防と対

ロコモティブシンドロームは、早期発見と適切な対策を行うことで、進行を遅らせたり、改善したりすることが可能です。予防と対策としては、以下の点が重要です。

  • 運動習慣: ウォーキング、筋力トレーニング、ストレッチなどの運動を継続的に行う。
  • 栄養バランス: タンパク質、カルシウム、ビタミンDなどを積極的に摂取する。
  • 適切な体重管理: 肥満は運動器への負担を増やすため、適切な体重を維持する。
  • 定期的な健康チェック: 運動器の状態を定期的にチェックし、早期に異常を発見する。

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