メタボリック症候群(めたぼりっくしょうこうぐん)
最終更新:2026/4/25
メタボリック症候群は、内臓脂肪型肥満を主因とし、高血圧、高血糖、脂質異常症を合併する状態である。
別名・同義語 代謝症候群インスリン抵抗症候群
ポイント
生活習慣の改善により予防・改善が可能な疾患群であり、心血管疾患のリスクを高める。
メタボリック症候群とは
メタボリック症候群は、複数の危険因子が重なり合うことで、糖尿病や心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中など)のリスクを高める状態です。かつては「成人病」と呼ばれていたものの一部も、メタボリック症候群に含まれます。
診断基準
メタボリック症候群の診断には、以下の5つの項目が用いられます。これらのうち、いずれか2つ以上を満たす場合に診断されます。
- 腹部肥満:ウエスト周囲径が男性85cm以上、女性90cm以上
- 高血圧:収縮期血圧130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上、または降圧剤服用中
- 高血糖:空腹時血糖110mg/dL以上、またはHbA1c 6.2%以上、または糖尿病治療薬服用中
- 脂質異常症:トリグリセリド150mg/dL以上、またはHDLコレステロール40mg/dL未満(男性)、50mg/dL未満(女性)、または脂質改善薬服用中
- 高尿酸血症:尿酸値7.0mg/dL以上(男性)、6.0mg/dL以上(女性)
原因
主な原因は、過剰なエネルギー摂取と運動不足による生活習慣の乱れです。遺伝的な要因も関与すると考えられています。
予防と改善
メタボリック症候群の予防と改善には、以下の対策が有効です。
- バランスの取れた食事:野菜、果物、魚などを積極的に摂取し、脂肪分の多い食事を控える。
- 適度な運動:ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を週に150分以上行う。
- 禁煙:喫煙は、メタボリック症候群のリスクを高める。
- 節酒:過度の飲酒は、メタボリック症候群のリスクを高める。
- 十分な睡眠:睡眠不足は、ホルモンバランスを乱し、メタボリック症候群のリスクを高める。
関連疾患
メタボリック症候群を放置すると、以下の疾患を発症するリスクが高まります。
- 糖尿病
- 心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中など)
- 高血圧
- 脂質異常症
- 睡眠時無呼吸症候群