MMSE(認知機能検査)(えむえむえすい(にんちきのうけんさ))
最終更新:2026/4/28
MMSE(ミニメンタルステート検査)は、認知機能のスクリーニング検査であり、短時間で認知症の可能性を評価するために用いられる。
別名・同義語 ミニメンタルステート検査MMSE
ポイント
MMSEは、記憶、注意、計算、言語、視空間認知能力などを評価し、合計30点満点で採点される。24点未満は認知症の可能性を示唆する。
MMSE(ミニメンタルステート検査)とは
MMSE(Mini-Mental State Examination)は、1975年にマルコム・フォークスによって開発された、認知機能の評価に用いられる簡便な検査です。世界中で広く使用されており、認知症のスクリーニング、認知機能低下の程度評価、治療効果のモニタリングなどに活用されています。
検査内容
MMSEは、以下の5つの領域を評価します。
- 時間と場所の認識: 現在の日時、場所、病院名などを尋ねます。
- 記憶: 3つの単語を提示し、すぐに、また5分後に想起させます。
- 注意と計算: 直近の数字から逆算する計算問題を解かせます。
- 言語: 単語の繰り返し、文章の読解と書き写しを行います。
- 視空間認知: 図形の模写を行います。
採点方法
各項目に点数が割り当てられており、合計30点満点で評価されます。一般的に、24点未満の場合は認知症の可能性が疑われますが、年齢や教育歴によってカットオフ値は異なります。
MMSEの限界
MMSEは簡便な検査であるため、詳細な認知機能評価には限界があります。より詳細な評価が必要な場合は、神経心理学的検査などの専門的な検査が行われます。また、文化的な背景や言語能力によって結果が左右される可能性もあります。
参考文献
- Folstein, M. F., Folstein, S. E., & McHugh, P. R. (1975). Mini-Mental State: a practical assessment of cognition available to clinicians. Journal of Psychiatric Research, 12(3), 189–198.