骨格筋指数(SMI)(こつかくきんしすう)
最終更新:2026/4/28
骨格筋指数(SMI)は、CT画像から算出される横断面積で、骨格筋量を評価する指標である。
別名・同義語 骨格筋量指標Skeletal Muscle Index
ポイント
SMIは、加齢に伴うサルコペニアの診断や、運動療法による効果判定に用いられる。筋肉量の減少を客観的に評価できる。
骨格筋指数(SMI)とは
骨格筋指数(SMI)は、Computed Tomography(CT)画像を用いて算出される指標であり、特定の高さにおける骨格筋の横断面積を体高の二乗で割った値で表されます。主に、サルコペニア(加齢に伴う筋肉量と筋力の低下)の診断基準の一つとして用いられます。
SMIの算出方法
SMIは、通常、腰椎レベル(L3またはL4)のCT画像から測定されます。特定の高さで骨格筋の横断面積を測定し、以下の式で算出します。
SMI = 骨格筋横断面積(cm²) / 体高(m²)
SMIの診断基準
SMIの診断基準は、性別や民族によって異なりますが、一般的には以下の基準が用いられます。
- 男性:7.26 cm²/m²未満
- 女性:5.40 cm²/m²未満
これらの基準値を下回る場合、サルコペニアの疑いがあると判断されます。ただし、SMIのみでサルコペニアを診断するのではなく、筋力測定や歩行速度などの他の評価項目と組み合わせて総合的に判断する必要があります。
SMIの臨床応用
SMIは、サルコペニアの診断だけでなく、以下のような臨床応用が期待されています。
SMIの限界
SMIは、CT画像を用いるため、放射線被ばくのリスクがあります。また、CT画像がない場合は、SMIを算出することができません。さらに、SMIは、筋肉の質を評価するものではなく、あくまで筋肉量の指標であることに注意が必要です。