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SST(社会生活技能訓練)(しゃかいせいかつぎのうくんれん)

最終更新:2026/4/28

SST(社会生活技能訓練)は、精神疾患からの回復を促進するため、日常生活に必要な技能を習得する訓練である。

別名・同義語 ソーシャル・スキルズ・トレーニング社会生活訓練

ポイント

SSTは、単に技能を教えるだけでなく、他者との関わりを通して社会性を育むことを目的とする。主に精神科医療やリハビリテーションの分野で実施される。

SST(社会生活技能訓練)とは

SST(Social Skills Training)は、社会生活技能訓練の略称で、精神疾患を抱える人々が、日常生活や社会生活を送る上で必要となる様々な技能を習得するための訓練プログラムです。精神疾患によって低下した社会性を回復させ、地域社会への復帰を支援することを目的としています。

SSTの歴史

SSTの概は、1960年代にアメリカで始まりました。当初は、統合失調症患者に対する治療プログラムとして開発されましたが、その後、うつ病不安障害発達障害など、様々な精神疾患や発達障害を持つ人々への適用が広がりました。日本においては、1980年代から導入され、精神科医療リハビリテーションの分野で広く実施されるようになりました。

SSTの具体的な内容

SSTの具体的な内容は、対象者のニーズや疾患の類によって異なりますが、一般的には以下のような技能の訓練が含まれます。

  • コミュニケーション技能: 会話の仕方、相手の気持ちを理解する力、自己主張の仕方などを学びます。
  • 問題解決技能: 問題を特定し、解決を考え、実行する力を養います。
  • 対人関係技能: 他者との適切な距離感、協力、共感などを学びます。
  • 自己管理技能: 時間管理、金銭管理、健康管理などを身につけます。
  • 就労技能: 履歴書の書き方、面接の練習、職場でのコミュニケーションなどを学びます。

これらの技能は、ロールプレイング、グループワーク、ディスカッション、課題の実施などを通して習得していきます。

SSTの効果

SSTは、精神疾患からの回復を促進する効果が期待できます。具体的には、以下のような効果が報告されています。

  • 症状の軽減: 幻覚や妄想などの症状が軽減されることがあります。
  • 社会性の向上: 他者とのコミュニケーションが円滑になり、人間関係改善されることがあります。
  • 生活の質の向上: 日常生活がスムーズになり、生活の質が向上することがあります。
  • 再発予防: 再発のリスクを低減することがあります。

SSTを受けるには

SSTは、精神科病院、精神保健福祉センター、地域包括支援センターなどで受けることができます。医師や専門家にご相談ください。

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