夕暮れ症候群(ゆうぐれしょうこうぐん)
最終更新:2026/4/28
夕暮れ症候群は、高齢者に多く見られる、日没後に認知機能が低下する現象を指す。
別名・同義語 日没症候群サンダウニング
ポイント
夕暮れ症候群は、脳の血流低下や神経伝達物質の変化などが原因と考えられている。日常生活に支障をきたす場合は、専門医への相談が推奨される。
夕暮れ症候群とは
夕暮れ症候群は、高齢者において、夕方から夜にかけて認知機能が一時的に低下する状態を指します。具体的には、見当識障害(時間、場所、人物の認識が曖昧になる)、注意力の低下、記憶力の低下、判断力の低下などが現れます。これらの症状は、日没後から夜間にかけて顕著になり、朝になると改善することが特徴です。
原因
夕暮れ症候群の正確な原因はまだ解明されていませんが、いくつかの要因が関与していると考えられています。
- 脳の血流低下: 加齢に伴い、脳の血流が低下しやすくなります。夕暮れ時には、さらに血流が低下し、脳の機能が低下することがあります。
- 神経伝達物質の変化: 脳内の神経伝達物質(セロトニン、メラトニンなど)の分泌量が、日没後に変化することがあります。これらの変化が、認知機能の低下を引き起こす可能性があります。
- 視覚情報の減少: 夕暮れ時には、視覚情報が減少します。視覚情報の減少が、脳に負担をかけ、認知機能の低下を招くことがあります。
- 概日リズムの乱れ: 加齢に伴い、概日リズム(体内時計)が乱れやすくなります。概日リズムの乱れが、夕暮れ症候群の発症に関与していると考えられています。
症状
夕暮れ症候群の主な症状は以下の通りです。
- 見当識障害: 時間、場所、人物の認識が曖昧になる。
- 注意力の低下: 集中力が低下し、注意散漫になる。
- 記憶力の低下: 短期記憶が低下し、直前の出来事を忘れてしまう。
- 判断力の低下: 物事を判断する能力が低下し、誤った判断をしてしまう。
- 不安感、焦燥感: 不安や焦燥感を感じやすくなる。
- 徘徊: 見当識障害により、自宅から出歩いてしまう。
対策
夕暮れ症候群の症状を軽減するためには、以下の対策が有効です。
- 明るい環境の維持: 夕方以降は、部屋を明るく保つ。
- 規則正しい生活: 規則正しい時間に起床、就寝、食事をする。
- 適度な運動: 適度な運動を行うことで、脳の血流を改善する。
- 栄養バランスの取れた食事: 栄養バランスの取れた食事を摂る。
- 専門医への相談: 症状が重い場合は、専門医に相談する。