TUGテスト(たぐてすと)
最終更新:2026/4/28
TUGテストは、起立、歩行、座位への復帰の速度を測定し、転倒リスクを評価するための簡便な身体機能検査である。
別名・同義語 起立歩行テストTimed Up and Go
ポイント
TUGテストは、高齢者やリハビリテーション中の患者の運動能力評価に広く用いられ、日常生活における自立度を把握する指標となる。
TUGテストとは
TUGテスト(Timed Up and Go test)は、高齢者の転倒リスクを評価するために開発された簡便な検査です。患者が椅子に座った状態から立ち上がり、3メートルの距離を歩き、再び椅子に座るまでの時間を測定します。このテストは、バランス能力、歩行能力、筋力など、転倒に関わる複数の身体機能を総合的に評価することができます。
TUGテストの実施方法
- 患者に椅子(座面の高さは約43cm)を用意します。
- 患者に椅子に座ってもらい、背もたれに寄りかからずに足を肩幅に開きます。
- 「よーい、スタート」の合図で、患者に立ち上がり、3メートルの距離を歩いてもらいます。
- 3メートルの地点で方向転換し、再び椅子に戻って座ってもらいます。
- 「よーい、ストップ」の合図で、ストップウォッチを停止し、所要時間を記録します。
TUGテストの評価基準
TUGテストの所要時間によって、患者の転倒リスクを評価します。一般的に、以下の基準が用いられます。
- 10秒未満:低リスク
- 10秒~19秒:中リスク
- 20秒以上:高リスク
ただし、これらの基準はあくまで目安であり、患者の年齢や基礎疾患などを考慮して総合的に判断する必要があります。