ロボット手術(ろぼっとしゅじゅつ)
最終更新:2026/4/25
ロボット手術は、医師が操作するロボットアームを用いて行う外科手術である。
別名・同義語 ロボット支援下手術遠隔手術
ポイント
従来の開腹手術と比較して、低侵襲であり、患者の負担軽減が期待される。高精度な操作が可能となる。
ロボット手術とは
ロボット手術は、医師がコンソールと呼ばれる操作卓からロボットアームを遠隔操作して行う外科手術です。医師の指の動きを忠実に再現するロボットアームを使用することで、より精密で安定した手術操作が可能になります。
ロボット手術の歴史
ロボット手術の原型は、1980年代にアメリカ国防総省の支援を受けて開発された「AESOP」と呼ばれるロボットアームです。その後、1990年代後半に「ダ・ヴィンチ・サージカル・システム」が登場し、現代のロボット手術の基礎となりました。ダ・ヴィンチ・システムは、内視鏡とロボットアームを組み合わせ、3次元画像を見ながら手術を行うことを可能にしました。
ロボット手術のメリット
ロボット手術には、以下のようなメリットがあります。
- 低侵襲性: 小さな切開で手術を行うため、患者の身体への負担が少ない。
- 高精度: ロボットアームの精密な動きにより、繊細な手術操作が可能。
- 3次元視覚: 3次元画像により、手術部位を立体的に把握できる。
- 術後の回復が早い: 低侵襲性のため、術後の痛みや合併症が少なく、早期回復が期待できる。
ロボット手術のデメリット
ロボット手術には、以下のようなデメリットもあります。
- 高コスト: ロボット手術システムは高価であり、手術費用も高くなる傾向がある。
- 手術時間の延長: 従来の開腹手術と比較して、手術時間が長くなる場合がある。
- 医師の習熟度: ロボット手術を行うには、医師の高度な技術と習熟度が必要となる。
ロボット手術が適用される分野
ロボット手術は、泌尿器科、婦人科、消化器外科、心臓血管外科など、様々な分野で応用されています。特に、前立腺がん、子宮がん、食道がんなどの治療において、その効果が認められています。
今後の展望
ロボット手術は、技術の進歩により、今後ますます発展していくと予想されます。より小型で高性能なロボットの開発、人工知能(AI)との連携による手術支援、遠隔手術の実現などが期待されています。