口腔機能評価(こうくうきのうひょうか)
最終更新:2026/4/28
口腔機能評価は、咀嚼、嚥下、発音、口腔清浄保持といった口腔機能の状態を客観的・総合的に評価する検査である。
別名・同義語 口腔機能検査咀嚼嚥下機能評価
ポイント
加齢や疾患に伴い低下する口腔機能は、栄養状態や全身健康に影響を及ぼすため、早期発見と適切な介入が重要である。口腔機能評価は、そのための第一歩となる。
口腔機能評価の概要
口腔機能評価は、高齢者や疾患を持つ患者において、口腔機能の低下を早期に発見し、適切なケアやリハビリテーションにつなげることを目的とした検査です。近年、健康寿命の延伸や、加齢に伴う口腔機能低下症(サルコペニア・フレイルとの関連も指摘されています)への関心の高まりから、その重要性が認識されています。
評価項目
口腔機能評価では、主に以下の項目が評価されます。
- 咀嚼機能: 食物を噛み砕く能力。問診や、咀嚼回数、咀嚼時間、咀嚼圧などを測定します。
- 嚥下機能: 食物を飲み込む能力。問診や、嚥下造影検査、嚥下筋の評価などを行います。
- 発音機能: 言葉をはっきりと発音する能力。発音の明瞭度や、舌の動きなどを評価します。
- 口腔清浄保持機能: 口腔内を清潔に保つ能力。唾液量や、口腔内の細菌叢などを評価します。
- 口腔粘膜の状態: 口腔内の粘膜の状態を観察し、炎症や乾燥の有無などを確認します。
評価方法
口腔機能評価には、様々な方法があります。
- 問診: 患者本人や介護者から、食事に関する情報や、口腔内の状態に関する情報を収集します。
- 観察: 口腔内の状態を視診し、口腔粘膜の状態や、舌の動きなどを観察します。
- 検査: 唾液量測定、咀嚼力測定、嚥下造影検査など、様々な検査を行います。
評価結果の活用
口腔機能評価の結果は、患者の口腔機能の状態を把握し、適切なケアプランを立案するために活用されます。例えば、咀嚼機能が低下している場合は、柔らかい食事を提供する、嚥下機能が低下している場合は、とろみのある食事を提供するなどの対策が考えられます。また、口腔機能改善のためのリハビリテーションを行うことも重要です。