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抗菌薬適正使用(こうきんやくてきせいしよう)

最終更新:2026/4/28

抗菌薬を、感染症の治療効果を最大限に高め、副作用や薬剤耐性菌の出現を最小限に抑えるために、適切に選択し使用すること。

別名・同義語 AMR対策抗菌薬の適正使用

ポイント

抗菌薬の不適切な使用は、薬剤耐性菌の増加を招き、将来の感染症治療を困難にする可能性があるため、医療現場全体での取り組みが重要である。抗菌薬適正使用支援チームによる活動も推進されている。

抗菌薬適正使用の背景

抗菌薬は、細菌感染症の治療に不可欠な薬剤である一方、その不適切な使用は、薬剤耐性の出現を促進し、感染症治療を困難にする大きな問題となっている。薬剤耐性菌は、既存の抗菌薬が効かない細菌であり、治療期間の延長、医療費の増加、死亡率の上昇につながる可能性がある。そのため、抗菌薬を適切に使用し、薬剤耐性菌の出現を抑制することが、公衆衛生上の重要な課題となっている。

抗菌薬適正使用の具体的な取り組み

抗菌薬適正使用を推進するためには、医療従事者だけでなく、患者自身も正しい知識を持ち、適切な行動をとることが重要である。具体的な取り組みとしては、以下のものが挙げられる。

  • 抗菌薬の適応厳守: 抗菌薬は、細菌感染症が疑われる場合にのみ使用し、ウイルス感染症(風邪やインフルエンザなど)には効果がない。
  • 適切な抗菌薬の選択: 感染症の原因となっている細菌の類を特定し、最も効果的な抗菌薬を選択する。
  • 適切な投与量と投与期間: 医師の指示に従い、適切な投与量と投与期間を守る。
  • 自己判断での抗菌薬使用の中止: 症状が改善したからといって、自己判断で抗菌薬の使用を中止しない。
  • 感染予防の徹底: 手洗い、うがい、マスク着用などの感染予防対策を徹底し、感染症の蔓延を防ぐ。

抗菌薬適正使用支援チーム

近年、多くの医療関で抗菌薬適正使用支援チームが設置され、抗菌薬の使用状況のモニタリング、医療従事者への研修、抗菌薬使用に関するガイドラインの作成など、様々な活動が行われている。これらの活動を通じて、抗菌薬適正使用の意識向上と実践を促進し、薬剤耐性菌の出現抑制に貢献することが期待されている。

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