聴力スクリーニング(ちょうりくすくりーにんぐ)
最終更新:2026/4/28
聴力スクリーニングは、聴力損失の有無を迅速に評価するための検査であり、詳細な聴力検査の必要性を判断する。
別名・同義語 聴力検査(スクリーニング)聴覚スクリーニング
ポイント
新生児の聴覚障害の早期発見や、騒音曝露による聴力低下のリスク評価などに用いられる。簡便な方法で、広範囲の対象者に対して実施可能。
聴力スクリーニングとは
聴力スクリーニングは、聴力損失の可能性を迅速に評価するための検査です。詳細な聴力検査とは異なり、短時間で簡便に実施できるため、大規模なスクリーニングや、早期発見を目的とした検査に適しています。
実施方法
聴力スクリーニングには、いくつかの方法があります。
- 耳音響放射(OAE): 耳から発せられる微弱な音を測定する方法です。内耳の蝸牛の機能を評価できます。
- 誘発脳幹聴覚反応(ABR): 音に対する脳の反応を測定する方法です。聴神経の機能を評価できます。
- ティンパノメトリー: 中耳の機能を評価する方法です。中耳炎などの影響を検出できます。
- 自覚的聴力検査: 音の聞こえ方について、本人に回答してもらう方法です。
目的
聴力スクリーニングの主な目的は以下の通りです。
- 新生児の聴覚障害の早期発見: 生後間もない新生児に対して実施することで、先天性の聴覚障害を早期に発見し、適切な支援につなげることができます。
- 騒音曝露による聴力低下のリスク評価: 工場や建設現場など、騒音に曝露される可能性のある作業者に対して実施することで、聴力低下のリスクを早期に発見し、予防対策を講じることができます。
- 学校における聴力検査: 小中学校などで定期的に実施することで、聴力低下による学習への影響を早期に発見し、適切な対応を行うことができます。
注意点
聴力スクリーニングは、あくまで聴力損失の可能性を評価する検査であり、確定診断ではありません。スクリーニングで異常が認められた場合は、必ず専門医による詳細な聴力検査を受ける必要があります。