感染サーベイランス(かんせんさーべいらんす)
最終更新:2026/4/28
感染症の発生状況や動向を継続的に把握し、分析する活動。
別名・同義語 感染症疫学調査感染症監視
ポイント
公衆衛生上の重要な活動であり、感染症対策の基礎となる情報を提供する。発生状況の早期発見と迅速な対応を可能にする。
感染サーベイランスの概要
感染サーベイランスは、特定の地域や集団における感染症の発生状況を継続的に監視し、その情報を収集・分析する活動です。その目的は、感染症の発生動向を早期に把握し、適切な予防対策や感染拡大の抑制に役立てることです。
感染サーベイランスの種類
感染サーベイランスには、いくつかの種類があります。
- 発生状況サーベイランス: 特定の感染症の患者数や発生地域などを把握する。
- 感性度サーベイランス: 特定の感染症に対する人々の感受性を調べる。
- 薬剤耐性サーベイランス: 感染症の原因となる細菌やウイルスが薬剤に対して耐性を持つかどうかを調べる。
- 遺伝子型サーベイランス: 感染症の原因となる病原体の遺伝子型を調べる。
感染サーベイランスの実施体制
感染サーベイランスは、国、地方自治体、医療機関などが連携して実施されます。医療機関は、感染症患者の情報を地方自治体に報告し、地方自治体は、これらの情報を集計・分析して国に報告します。国は、これらの情報を総合的に分析し、感染症対策の強化に役立てます。
感染サーベイランスの重要性
感染サーベイランスは、感染症対策において非常に重要な役割を果たします。感染症の発生動向を早期に把握することで、迅速な予防対策や感染拡大の抑制が可能になります。また、感染サーベイランスによって得られた情報は、新たな感染症の発生予測や、既存の感染症に対する効果的な対策の開発にも役立ちます。
近年の動向
近年では、ゲノムサーベイランスなど、より詳細な情報を収集・分析するサーベイランスも実施されています。これにより、感染症の発生源や感染経路の特定、新たな変異株の出現状況の把握などが可能になり、より効果的な感染症対策に貢献することが期待されています。