嚥下調整食分類2021(えんげちょうせいしょくぶんるい にせん にじゅういち)
最終更新:2026/4/28
嚥下機能が低下した患者に対し、食事の形態を調整する際の分類で、日本摂食嚥下リハビリテーション学会が2021年に改訂したものである。
別名・同義語 嚥下食分類2021嚥下調整食レベル
ポイント
従来の分類から、より詳細な段階分けと、各段階における食事形態の具体例が示されるようになった。これにより、患者の状態に応じた適切な食事提供が可能となった。
概要
嚥下調整食分類2021は、食事の硬さ、粘性、大きさなどを考慮し、患者の嚥下能力に合わせて食事形態を段階的に調整するための基準です。2011年の分類から10年ぶりに改訂され、より詳細な分類と具体的な食事形態の例示が加えられました。
分類段階
分類は、0から5までの6段階で構成されています。
- 0:通常食:通常の食事形態。
- 1:盛り付け注意食:食材を柔らかく調理したり、細かく刻んだりするなどの配慮が必要な食事。
- 2:ネクター状:とろみ剤を用いて、プリン状と液状の中間のとろみをつけた食事。
- 3:ピューレ状:食材をすり潰してペースト状にした食事。
- 4:ゼリー状:ゼラチンや寒天などを用いて、固形に近いとろみをつけた食事。
- 5:液状:完全に液状にした食事。
目的
嚥下調整食分類2021の主な目的は、以下の通りです。
適用
この分類は、脳卒中、神経変性疾患、頭頸部癌など、様々な原因で嚥下機能が低下した患者に適用されます。医師、管理栄養士、言語聴覚士などが連携し、患者の状態に合わせて適切な食事形態を選択します。