ワクチン接種(わくちんせっしゅ)
最終更新:2026/4/25
ワクチン接種とは、感染症に対する免疫を獲得させるために、病原体の一部または弱毒化された病原体を体内に投与することである。
別名・同義語 予防接種種痘
ポイント
ワクチン接種は、個人の健康を守るだけでなく、集団免疫の形成を通じて社会全体の感染症蔓延を防ぐ効果がある。接種によって免疫システムが活性化され、病原体に対する抵抗力が得られる。
ワクチン接種の概要
ワクチン接種は、感染症予防の最も効果的な手段の一つです。病原体(ウイルスや細菌など)をあらかじめ体内に導入することで、免疫システムを刺激し、その病原体に対する抗体や免疫細胞を生成させます。これにより、実際に病原体に感染した場合でも、重症化を防ぎ、感染拡大を抑制する効果が期待できます。
ワクチン接種の歴史
ワクチン接種の歴史は古く、18世紀末にエドワード・ジェンナーが天然痘に対するワクチンを開発したことに始まります。その後、ポリオ、麻疹、風疹、おたふくかぜなど、多くの感染症に対してワクチンが開発され、世界中で広く接種されています。
ワクチンの種類
ワクチンには、様々な種類があります。
- 生ワクチン: 弱毒化された生きた病原体を使用するワクチン。免疫獲得効果が高いが、免疫力が低下している人には接種できない場合があります。
- 不活化ワクチン: 病原体を殺菌して使用するワクチン。生ワクチンに比べて免疫獲得効果は低いですが、安全性が高いとされています。
- トキソイド: 病原体が産生する毒素を無毒化したものを使用するワクチン。破傷風やジフテリアなどに用いられます。
- 組換えワクチン: 病原体の遺伝子を組み換えて製造するワクチン。安全性と効果のバランスが良いとされています。
- mRNAワクチン: 病原体のタンパク質を作るための遺伝情報(mRNA)を体内に投与し、体内でタンパク質を生成させることで免疫を獲得するワクチン。新型コロナウイルスワクチンなどに用いられています。
ワクチン接種の注意点
ワクチン接種には、いくつかの注意点があります。接種前に医師の診察を受け、アレルギーの有無や基礎疾患などを伝える必要があります。また、接種後には、発熱や倦怠感などの副反応が現れることがあります。これらの症状は通常、数日以内に自然に治まりますが、症状が重い場合は医師の診察を受ける必要があります。