人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)
最終更新:2026/4/25
人獣共通感染症は、動物から人へ、または人から動物へ自然に感染する感染症のこと。
別名・同義語 動物由来感染症人獣感染症
ポイント
近年、地球温暖化や生態系の変化により、新たな人獣共通感染症の発生リスクが高まっています。早期発見と対策が重要です。
人獣共通感染症とは
人獣共通感染症(Zoonoses)とは、本来動物が保有する病原体によって、動物と人間が互いに感染しうる感染症の総称です。これらの病原体には、ウイルス、細菌、寄生虫、真菌などが含まれます。
感染経路
人獣共通感染症の感染経路は多岐にわたります。主な経路としては、以下のものが挙げられます。
- 直接接触: 感染動物との直接的な接触(咬傷、引っ掻き傷、体液への暴露など)
- 間接接触: 汚染された環境(土壌、水、飼料など)を介した感染
- 媒介動物: 蚊、ダニ、ノミなどの媒介動物を介した感染
- 空気感染: 感染動物の咳やくしゃみなどによって空気中に飛散した病原体を吸入することによる感染
- 食品媒介: 汚染された食品(肉、乳製品、卵など)を摂取することによる感染
代表的な人獣共通感染症
- インフルエンザ: 鳥インフルエンザ(H5N1型など)、豚インフルエンザ(H1N1型など)
- 狂犬病: 犬、猫、キツネなどに感染し、人間にも感染する致死性の高いウイルス性疾患
- 炭疽: 土壌中の細菌が動物に感染し、人間にも感染する可能性のある細菌性疾患
- ブルセラ症: 牛、ヤギ、豚などに感染し、人間にも感染する細菌性疾患
- ライム病: ダニを介して感染する細菌性疾患
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19): ウイルスの起源は動物由来と考えられています。
予防対策
人獣共通感染症の予防には、以下の対策が重要です。