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抗生物質(こうせいぶつしつ)

最終更新:2026/4/25

抗生物質は、細菌などの微生物の増殖を抑制または殺菌する物質であり、感染症の治療に用いられる。

別名・同義語 抗菌薬抗菌剤

ポイント

ペニシリンなどの天然物から、化学合成されたものまで幅広い種類が存在し、細菌の種類によって効果が異なる。

抗生物質の概要

抗生物質は、細菌真菌寄生などの微生物によって引き起こされる感染症の治療に用いられる医薬品です。これらの薬剤は、微生物の生命活動に必要なプロセスを阻害することで、その増殖を抑制したり、直接的に殺したりします。

抗生物質の歴史

抗生物質の歴史は、アレクサンダー・フレミングによる1928年のペニシリンの発見に遡ります。ペニシリンは、ブドウ球菌の増殖を阻害する能力を持つカビから抽出されました。その後、1940年代に大量生産が可能となり、第二次世界大戦中に広く使用されました。以降、様々な類の抗生物質が開発され、感染症治療に大きく貢献してきました。

抗生物質の分類

抗生物質は、その化学構造や作用序によって様々な種類に分類されます。主な分類としては、以下のものがあります。

  • ペニシリン系: ペニシリンを基本構造とする抗生物質。グラム陽性菌に対して効果があります。
  • セファロスポリン系: セファロスポリンCを基本構造とする抗生物質。ペニシリン系と同様に、グラム陽性菌に対して効果があります。
  • テトラサイクリン系: テトラサイクリンを基本構造とする抗生物質。広範囲の細菌に対して効果があります。
  • アミノグリコシド系: アミノ糖とアミノ酸からなる抗生物質。グラム陰性菌に対して効果があります。
  • マクロライド系: マクロライド環を基本構造とする抗生物質。グラム陽性菌やマイコプラズマに対して効果があります。

抗生物質の作用機序

抗生物質は、微生物の細胞壁合成、タンパク質合成、核酸合成などの生命活動に必要なプロセスを阻害することで効果を発揮します。例えば、ペニシリン系抗生物質は、細菌の細胞壁合成を阻害し、細胞壁の形成を妨げることで細菌を殺菌します。

抗生物質耐性

抗生物質の長期的な使用や誤った使用は、抗生物質耐性菌の出現を招く可能性があります。抗生物質耐性菌は、抗生物質に対して耐性を持つため、通常の抗生物質では治療が困難になります。抗生物質耐性菌の出現を防ぐためには、抗生物質の適切な使用が重要です。

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