PIE(ぱい)
最終更新:2026/4/28
PIEは、プログラマブル・インタラクティブ・エンバイロメント(Programmable Interactive Environment)の略であり、Apple Computerが開発した初期の統合開発環境である。
別名・同義語 Apple PIEPIE IDE
ポイント
PIEは、1980年代初頭にApple IIシリーズ向けに開発され、BASICプログラミングを視覚的に支援する機能を備えていた。後のMacintosh開発環境に影響を与えた。
PIEの概要
PIE(Programmable Interactive Environment)は、Apple Computerが1983年にApple IIシリーズ向けに発表した、初期の統合開発環境(IDE)です。従来のテキストベースのプログラミング環境とは異なり、PIEはグラフィカルなユーザーインターフェース(GUI)を提供し、プログラミングをより視覚的かつ直感的に行うことを目的としていました。
PIEの主な特徴
- ビジュアルプログラミング: PIEは、アイコンや図形を用いてプログラムの構造を表現するビジュアルプログラミングの概念を取り入れていました。これにより、プログラミング初心者でも比較的容易にプログラムを作成することができました。
- インタラクティブなデバッグ: PIEは、プログラムの実行中に変数の値を監視したり、プログラムの実行を一時停止したりするインタラクティブなデバッグ機能を備えていました。これにより、プログラムのバグを効率的に発見し修正することができました。
- BASICプログラミングのサポート: PIEは、Apple IIシリーズで広く使用されていたBASICプログラミング言語をサポートしていました。PIEを使用することで、BASICプログラムをより効率的に開発することができました。
PIEの歴史的意義
PIEは、初期のIDEとして、その後のIDE開発に大きな影響を与えました。PIEで導入されたビジュアルプログラミングやインタラクティブなデバッグの概念は、後のMacintosh開発環境や、現在の多くのIDEに引き継がれています。また、PIEは、プログラミングをより多くの人々にとってアクセスしやすいものにするという、現代のプログラミング教育の理念の先駆けとなりました。
PIEの終焉
PIEは、Apple IIシリーズの衰退とともに、徐々にその存在感を薄めていきました。1990年代初頭には、PIEの開発は終了し、その技術はMacintosh開発環境に引き継がれました。