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ルートフラップ抑制(るーとふらっぷようせい)

最終更新:2026/4/28

ルートフラップ抑制は、BGPルーティングにおけるルート集約の際に、より具体的なルート(詳細なプレフィックス)が、より一般的なルート(短いプレフィックス)よりも優先されるようにする仕組みである。

別名・同義語 ルート集約優先制御経路集約優先制御

ポイント

ルートフラップとは、より詳細なルートが一般的なルートを隠してしまう現象であり、ルートフラップ抑制はこれを防ぎ、最適な経路選択を促す。

ルートフラップ抑制とは

ルートフラップ抑制は、Border Gateway Protocol (BGP) におけるルーティングポリシーの一です。BGPはインターネットのルーティングプロトコルであり、異なる自律システム (AS) 間の経路情報を交換するために使用されます。ルートフラップ抑制は、ルート集約(アグリゲーション)を行う際に発生する可能性のある問題を解決するために導入されました。

ルートフラップの問題点

ルートフラップとは、より詳細なプレフィックスを持つルートが、より一般的なプレフィックスを持つルートよりも優先されてしまう現象です。例えば、192.168.1.0/24 という詳細なルートと、192.168.0.0/16 という一般的なルートが存在する場合、詳細なルートが優先されると、192.168.0.0/16 へのトラフィックが意図しない経路を通ってしまう可能性があります。これは、ネットワークパフォーマンス低下や、到達性の問題を引き起こす可能性があります。

ルートフラップ抑制の仕組み

ルートフラップ抑制は、BGPの経路選択プロセスにおいて、詳細なルートよりも一般的なルートを優先するように設定することで実現されます。具体的には、BGPの属性である local preferenceAS path を操作することで、経路の優先順位を調整します。local preference は、AS内部での経路選択に使用され、AS path は、AS間の経路選択に使用されます。

ルートフラップ抑制の設定例

Cisco IOSなどのネットワーク器では、ルートマップを使用してルートフラップ抑制を設定できます。ルートマップは、特定の条件に一致するルートに対して、特定の操作を実行するための設定です。例えば、特定のプレフィックスを持つルートに対して、local preference を変更するルートマップを作成することで、ルートフラップ抑制を実現できます。

ルートフラップ抑制の注意

ルートフラップ抑制は、ネットワークのルーティングポリシーを複雑にする可能性があります。設定を誤ると、意図しない経路選択が発生し、ネットワークのパフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。そのため、ルートフラップ抑制を設定する際には、ネットワークの構成や要件を十分に理解し、慎重に設定を行う必要があります。

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