SDNコントローラ(えすでぃーえんこんとろーら)
最終更新:2026/4/25
SDNコントローラは、ネットワークの制御機能を集中管理し、データ転送の経路を動的に制御するソフトウェアである。
別名・同義語 SDN集中制御装置ネットワーク仮想化コントローラ
ポイント
SDNコントローラは、従来のネットワーク機器に分散していた制御機能を一元化することで、ネットワークの柔軟性と効率性を高める役割を担う。OpenFlowプロトコルとの連携が一般的である。
SDNコントローラの概要
SDN(Software-Defined Networking)コントローラは、ネットワークの制御プレーンとデータプレーンを分離するSDNアーキテクチャの中核となる要素です。従来のネットワークでは、各ネットワーク機器(ルーター、スイッチなど)が自身のルーティングテーブルを保持し、個別に転送判断を行っていました。これに対し、SDNコントローラはネットワーク全体の制御を一元的に行い、データプレーン(ネットワーク機器)に転送ルールを指示します。
SDNコントローラの機能
SDNコントローラは、主に以下の機能を提供します。
- ネットワークトポロジーの把握: ネットワークに接続された機器やリンクの状態を把握します。
- ルーティングポリシーの決定: ネットワーク全体の状況に基づいて、最適なデータ転送経路を決定します。
- フローテーブルの制御: データプレーンに設置されたネットワーク機器のフローテーブルを更新し、転送ルールを適用します。
- APIの提供: アプリケーションや他のシステムがネットワーク制御機能を利用するためのAPIを提供します。
SDNコントローラの種類
SDNコントローラには、オープンソースのものと商用版があります。代表的なオープンソースコントローラとしては、ONOS、Ryu、OpenDaylightなどが挙げられます。商用コントローラとしては、Cisco APIC、VMware NSX Controllerなどがあります。
SDNコントローラのメリット
SDNコントローラを導入することで、以下のメリットが期待できます。
- ネットワークの柔軟性向上: ネットワーク構成の変更や新しいサービスの導入を迅速に行うことができます。
- ネットワークの自動化: ネットワークの運用管理を自動化し、人的コストを削減できます。
- ネットワークの可視化: ネットワーク全体の状況を可視化し、問題の早期発見と解決を支援します。
- セキュリティの強化: ネットワーク全体のセキュリティポリシーを集中管理し、脅威への対応を迅速化できます。